Interview
社員の声

ニイテックの業務内容や社内の雰囲気、
働き始めて感じたやりがいや魅力などを社員に聞きました。

品質を保証する、製造業では欠かせない仕事


 私は高校卒業後にニイテックへ入社しました。当時は「製造業は男性や高齢の方が多そう」というイメージがありましたが、入ってみると、思っていたよりは女性の方がおられるんだな、と感じたのを覚えています。もちろん他の業種と比べるとまだ少ないとは思いますが、最近は特に、以前に比べて女性社員も増えてきたと感じます。
 入社後は研修ののちに配属が決まりますが、私は品質保証部に配属され、そのまま今も同じ部署で主務として仕事をしています。品質保証部の仕事はその名の通り「品質を保証する」ことです。入社前はそもそも「品質保証」という言葉を聞く機会もなく、きちんとは理解できていませんでしたが、この仕事は製品の品質を保証して不具合・流出不具合(外部に出した製品に不具合が発見されてしまうこと)を防ぐための製造業では欠かせない仕事の一つです。部品の試作から量産・納品まで、品質保証課が関わる場面はたくさんあります。新規部品を立ち上げる時には試作品から量産体制に入ってもよい品質を保てるように製品を育成(製造過程で安定した製品を作ること)し、もしも不具合が確認された場合は迅速に該当の加工ロットを特定して部署全体で対応にあたります。不具合が起きても社内でスムーズに連携して対応できるよう、部内はもちろん、他部署ともコミュニケーションをとるように心がけています。

製品の立ち上げから量産後のフォローまでを行う


 私の担当業務は、主に新規部品の立ち上げ、設変・生変の対応、計測機器校正などです。
 具体的に言うと、部品を受注した後によりよい品質で生産していくためのサポートを行いながら量産化できるようにしていくことを「新規部品の立ち上げ」といいます。量産するまでには複数の部署が関わるため、部署間をサポート・つなぐ役割として、図面を基に製品に必要な寸法の測定や条件整理、お客様の要望に対して課題の状況を確認・評価して工夫できそうな箇所の見直しなどを行います。
 部品を立ち上げた後、量産後にお客様から図面の変更や加工方法・手順などの見直しがありそれらの変更が「設計変更(設変)・生産変更(生変)」です。新規部品を量産まで進めた後にも、よりよくするためにお客様の中で「ここをこうできないか」「もう少しこうしたい」とい想いが生まれることや、社内で新しい設備が入ることで、図面や加工方法の変更をしたい場面が出てきます。そうした社外・社内の要求を踏まえて、品質を求められるものにより近づけていくために変更を行い、部品の育成を行います。変更後は、要望にどの程度応えられたか見直しや評価も行います。
 品質の評価・確認にはさまざまな計測器を使用しますが、その際に正しい計測結果が出ていなったら品質が保てませんよね。そうならないように、「計測機器校正」という業務も行います。大小合わせて1,000台弱の計測機器が社内にありますが、それらの機器を決まった期間や要求があったタイミングでずれがないか確認して、「うちはきちんと規格内にあるものを使って品質を保証していますよ」というエビデンスを提示できるようにしています。

日頃からこまめに会話をしながらお互いに協力し合う


 部内は比較的社歴の長い方が多いので、お互いに状況を掴みながらフォローし合って仕事しています。午前と午後の10分休憩で仕事以外の他愛もない話をしたり、ちょっとした場面で関わりを持ったりして、程よい距離感で日常的にコミュニケーションをとるように心がけています。
 ここ数年は少人数で効率よく業務を進められるように仕事の進め方を見直していて、人それぞれの得意なことや長所を生かして担当していくイメージで工程ごとに業務分担しています。男性が多い現場ですが、私も自分の得意なことを生かして、皆さんに負けじと頑張っています。
 社内では残業をできるだけなくそうという動きもあり、帰宅後には主婦業をしたり、夫とおいしいものを食べに行って気分転換したりして過ごしています。仕事の忙しさは部品の立ち上げの込み具合や不具合の有無に影響を受けますが、お互いの事情も踏まえてバランスを取って有給休暇も取得しています。休日は広島市内に買い物に行くことが多いです。学生時代はバスケットボール部と軽音楽部に入っていたのですが、稀に声がかかれば、今もバンドに参加したりすることもありますね。

長い期間をかけて部品を育て、品質を守っていく


 品質保証は何かが起きないようにする役割なのでゴールが見えにくいのですが、立ち上げから関わった製品が量産に進み、安定して生産できているときは達成感があります。一つの部品を受注して量産していくまでの期間は長いものや短いものもありますが、大半は一年くらいかかります。部品の試作から始まって少しずつ形状・仕様を確定し、量産できるまでに育成できた時は、親の気持ちといいますか、我が子が巣立ったような気持ちを感じることもあります。
 今後は、品質保証部の一人として「流出不具合0」を継続的にできるようにもっと工夫していきたいです。そのためには自分が今まで身につけた知識や経験を活かしつつ、部内外の皆さんが持っている知識や経験などのお力をうまく借りながら仕事をしていくことを心がけていきたいです。流出不具合が0だと、お客様にも安定した品質の商品をお届けできますし、私たちが仕事をする上でも心に余裕をもって仕事を進めることができます。これからも色々な工夫をしながらよりよい製品を届けられるよう、取り組んでいきます。

※2024年3月取材

向上心がある人を支援してくれる会社


 ニイテックを知ったきっかけは、家から近かったことでした。就職先候補として工場見学に来た際に、オフィスや工場内がとても綺麗で整頓されており、作業環境を整える意識がある会社だと感じ応募しました。工場が綺麗なぶん、設備や場所を大切に使う意識が感じられたのを覚えています。配色もグレーと赤で統一感があり、職場がきれいだと働くモチベーションも高まります。
 私が入社してから丸4年ほど経ちますが、入社当初に比べ工場内はロボットによる自動化がかなり進んでいると感じています。その他にも、当社では業務効率や困りごとを改善するためのさまざまな取り組みが行われており、資格取得希望者へのサポートなども充実していて、全体として向上心のある会社だと感じています。

設備保全は日々の「あたりまえ」を作っていく仕事


 私は1年前にこの部署に配属されました。「設備保全」という単語を聞きなれない方もいるかもしれませんが、生産に使用する機械やロボットなどが問題なく動く「あたりまえ」の環境を保つのが設備保全の役割です。もし機械が動かなくなってしまうとモノが作れないので、製造業では欠かせない仕事です。所属している設備保全Gr.では、「修理」「保全」「改善」について日々取り組んでいます。工場内にあるたくさんの機械・ロボットの定期メンテナンスのほか、複雑な作業工程の改善や重筋作業(※)による作業者の負荷を減らすため自動化・ロボット化のサポートをしています。(※重筋作業とは、20kg以上の重たいものを運ぶなど、負荷が強くかかる作業のことを言います。)
 課内のメンバーは現在5名で、私以外のメンバーはベテランの先輩ばかりです。先輩方はそれぞれの経験で得た技術や知識があるので、困ったときは相談しています。各自担当のエリアがあるわけではなく、工場全体をメンバー全員でフォローしているのですが、色々な種類の機械・ロボットの修理やメンテナンスには専門的な知識が必要で、私も先輩方から学んだ知識や技術に加え、自身で学んだ事を元に仕事をしています。

新たな知識やできることが増え、ロボットへの興味・関心も増してきた


 自分の成長を感じたことは、入社当時はできなかったロボットの操作・操縦ができるようになったことと、分からないことを積極的に確認して仕事を進められるようになったこと。入社以降3年目まではプレス課の現場で働いていて、その時の上司に基本的なロボットの操作を教わりました。しかし、今の部署では修理・保全・改善のためにもっと専門的な知識が必要です。設備のメーカーに直接電話をして確認したり、先輩方に相談したり、自ら動いて知識を増やしてより高度なこともできるようになってきました。資格を持っていると出来る業務も増えるので、会社の資格取得サポートを活用して積極的に取得するようにもしています。今では前よりももっと、ロボットに対して興味・関心がでてきました。
 仕事をしていると、社内のメッセージツール経由で現場の困りごとを伺うことがあります。特にそのような場面では、課内でスムーズに情報を共有して対応できるようにしておくことが大切です。仕事熱心でメリハリをつけて働く方が多い部署ですが、休憩中はプライベートな話をすることもあり親しみのある雰囲気なので、コミュニケーションがとりやすい環境です。分からない事や難しい事もお互いに連携してフォローしあえるのもよいところだと思います。

仕事熱心な人と一緒に働きたい、自分も成長したいと思う方へ


 私が今後やってみたい業務としては、設計や加工などのまだ自分が経験したことのない業務です。設備保全は「あたりまえ」を作った上で「あるものをよりよくする」ことにもつながる仕事ですが、今後はどこかの機会で設計や加工などの「新しいモノを作る」経験もしてみたいと思っています。そうした様々な分野を学ぶことで、今後の保全・改善活動にも役立てていきたいです。
 ニイテックの社員は明るくて人当たりがよい人が多く、困ったことがあれば手助けしてくださいます。全体的に前向きな雰囲気があるので、モチベーションを保ってやりがいを持ちながら働けています。「自分もそんな環境で一緒の目標に向けて頑張りたい」と思う人はぜひ、ニイテックで私たちと一緒に仕事をしてみませんか。

※2024年2月取材

新たな装置やロボットで、少人数でも負荷なくスムーズに働けるように


 Fist Creative(自動化推進室:以降「Fist」)は2022年10月にできた新しい部署です。私も立ち上げから所属しています。Fistに所属する前は、入社1年目に設備保守Gr、2年目以降は製造現場の組立課で働いていました。組立課のロボット溶接の部署では責任者も担っていたので、そこでロボットについて学ぶ機会が増え、知識や技術を身につけることができました。
 Fistでは工場の自動化推進にまつわる業務を行います。今まで人のカンやコツで行っていた作業や、重たいものを運ぶなど身体的にハードな作業を、新たな装置やロボットの導入などで軽減して少ない人数でも負荷なくスムーズに作業できるようにすることが目的です。メンバーで情報共有や相談をしながら、自動化の構想から設計・設置・試運転まですべてを部署内で担当しています。

疑問を持って考えることでもっといい答えが出る


 私が今メインで担当しているのは、自動化ライン立ち上げの現場設置やロボットのティーチング作成です。「ティーチング」とは、ロボットの動きや操作を理解して、実現したい内容に合わせてロボットのシステム・処理を調整したプログラムを作り、覚えさせることです。現場設置やティーチング以外にも、3DCADなどのツールを使った製造ラインの構想や設計にも携わっています。
 今の仕事は、技術で仕組みや枠組みを考えて作っていくことなので、以前現場で働いていた時とは課題に対しての向き合い方が変わりました。現場にいた頃は、現場が滞りなく進行できるように臨機応変に対応して進めることが多かったのですが、今は課題に向き合って、「もし〇〇が起きたらどうするか」という疑問を持ちながら、よりよい答えを出すために深く考えるようになりました。自分一人だけでなく、部署内で違う立場からの意見やアドバイスをもらいつつ考えていくと、初めに思いついたことよりももっといい方法や答えが出てきて、達成感があります。

考えることとものづくりが好きでニイテックへ


 私は小さいことからものづくりが好きで、学生の頃はバイオテクノロジーを専攻しつつ、工学系の友人の課題を私も作らせてもらうことがありました。専攻していた分野自体はものづくりとは関連はありませんでしたが、入社後に専門的な知識は身につけることができましたし、学生時代の知識がふとした時に仕事に生きてくることもあるので、結果としてよかったと感じています。Fistでは0から100まで通して関わることができますし、もともと何かを試したり考えたりしながら何かを作ることが好きだった私にとっては、いろいろ試行錯誤しながら仕事をできることに一番のやりがいを感じます。
 ニイテックは明るい人が多く、コミュニケーションがとりやすいので、何か困ったときには声をかけ、相談できる空気があります。自分の意見を伝えつつ、知らないこと・わからないことは他の方に聞くことができるので、働きやすいです。

ものづくりへの興味と達成感を感じたい人に


 入社時には、会社で三和工場近くに住まいや家電などを手配いただいたので、スムーズに仕事を始めることができました。私はキャンプが趣味なのですが、三和は自然が多く近隣エリアも含めるとキャンプ場がいくつかあり、休日には天気が良ければ家族や会社の方達と一緒にキャンプをすることもあります。
 社員のスキルアップに関しても会社が支援しているので、資格や講習なども必要なものはすべて会社負担で受けられ、技術を身につけることができます。私も今までに多くの資格や講習を受けることができました。今後はもっと多くのロボットを熟知して、PLCやマイコンプログラミングといった制御装置などを経験し、機械への指示をする部分を学んで適切なコンロトールができるように知識を増やすことで、自分のスキルを磨きたいです。
 ぜひ、ものづくりに興味があり、自分で考え、試して、最後に成し遂げる達成感を感じたい人と一緒に働けると嬉しいです。

※2023年9月取材

物流は最後の砦


 私が所属する「物流管理課」は、できあがった製品を行き先ごとに振り分け、荷造りから出荷するまでの一連の作業を担当しています。
 製品を確実にお客様へお届けするために、社内の関係者とこまめに連絡を取りあうことがトラブルの防止に繋がると思うので、他の部署との連携を大切にしています。もしお客様から荷物が届いていないとご連絡をいただくことがあっても、社内の情報を把握していれば「きちんとお届けしています」と自信を持ってお伝えできるので、日ごろから他の部署と連携してきっちりと業務を進めています。
 私は物流を「最後の砦」だと考えています。製造部品の中には自動車の安全性にかかわる重要な部品も含まれていて、不具合が出ると大きな問題になります。企業理念の「世界に笑顔と幸せを」は、お客様へ良い製品を確実にお届けすることだと考えているので、最後の砦として不具合のある製品の流出を食い止め、お客様へきちんと製品をお届けできるよう、責任感を持って取り組んでいます。

周りが見えるようになり、今では後輩の指導も行うように


 仕事にはやりがいがあり、満足しています。トラックに積むことができる荷物量には重さや高さの制限もあり、調整が必要となることもありますが、段取りを工夫してスムーズに荷物を振り分けられたときは、とても気持ちが良いです。
 もちろん最初からうまくできていたわけではありませんでした。入社したてのころは一部の作業に集中しすぎて効率よく作業ができないことや、荷物の調整に手間取ってしまうこともありました。ある時、周りの方の様子を見ていると進め方も工夫されていて、参考にしながら作業ができるようになり、調整の仕方も分かってくるようになりました。今では、そうして学んだことを生かして後輩への指導も行っています。

先輩のように、どんな質問にも答えられる人になりたい


 物流は他の課の方から質問を受けることが多い部署です。社内で連携をとるために、今ではたいていの質問は答えられるようになりました。例えば「生産が遅れる」という連絡を受けたときに、そこに関わる情報を踏まえて「どのタイミングまでに用意しないといけないのか」をすぐに答えることができます。
 私には尊敬する先輩がおり、聞けばほとんどの質問に答えてくれます。その方はメインのお客様についてだけでなく古い部品についても把握していて、困っているときに参考になるアドバイスをしてくださいます。私も先輩のようにもっといろいろなことを把握して、なんでも答えられる人になりたいと思っています。

社員同士で意見が出しやすい雰囲気


 物流管理課は小さい課で、長く働いている方も多く、お互いに人となりを理解しています。メンバー全員で話をする機会も多いです。
 日ごろのコミュニケーションがあるので話をしやすく、意見をしてもきちんと耳を傾けてもらえますし、受け入れてもらえることも多いです。お互いに意見を言い合えるのは働きやすいですし、この課の良いところだと思っています。

※2019年10月取材

現場と連携して適切な生産を管理していくのは、達成感とやりがいがある


 入社当初1年間はプレス課で勤務していましたが、2年目からは生産管理課へ異動となりました。生産管理は、どの製品をいつどの順番で加工するかを管理して製造現場に指示を出す司令塔のポジションです。
 プレス課では現場の生産業務に携わっていたので、作業の進め方を把握できていることや現場の方と関係性が築けていることが今の業務に役立っています。信頼関係があるので、こちらからの指示も理解してもらえるように伝えられますし、逆に改善してほしいことを現場の方から直接聞くことができ、業務の改善も行いやすいと感じています。
 生産管理に配属された当初は覚えることが多く、深く理解するまではお取引先様からの対応に不安を覚えることもありました。ですが、入社当初から生産管理の仕事をいつかやってみたいと思っていたので、自分でも工夫をしたり、周りの方に教わったりしながらスムーズに進められるようになってきました。製品の数・品質・納期のトラブルが起きないように適切な生産計画を作ることが求められるので責任はとても大きいですが、その分現場と連携して予定通りに進められた時には、達成感とやりがいが感じられます。

いつでもトラブルに対応できるように


 今の目標は、自分の業務はもちろん、そこに関わる周辺の仕事についても理解を深めること。そしてそれを元に、もしトラブルがあったときに複数の選択肢を考えて、すぐに答えを出せるようになることです。
 私がそう考えるようになったのは、ある上司がきっかけです。その方は、現場で問題が起きた時にいつも色々な選択肢を並べて解決されていて、その姿を見てとてもかっこいいと思いました。お取引先様への対応で不安に思うこともたまにありますが、現在の業務にしっかりと取り組み、勉強し、上司のように万が一のトラブルの際にも適切に対応できるようになりたいです。

会社からのいろいろなサポートが助かった


 入社した時にありがたかったのは、住居の手配サポートでした。私は入社を機に実家を出て一人暮らしを始めましたが、アパートから家具まで、会社が手配してくれました。入社前後は何かとバタバタするので助かりましたし、過ごしやすい部屋でとても満足しています。
 また、資格取得のサポートをしてくれることもありがたいです。入社当時は特に資格を持っていませんでしたが、入社後に会社のサポートを受け取得しました。実際に働く前は「資格が必要なのではないか」と不安に感じていたのですが、業務上必要な資格は全額会社負担で取得でき、安心しました。費用の心配をすることなくスキルアップできるので、感謝しています。

笑いが飛び交う職場


 ニイテックは、良い意味で上司との距離が近いです。何か困ったことがあっても声をかけやすいですし、なにか相談に行くと、しっかりと助言やアドバイスをいただけます。課内の雰囲気はとても明るく、よく笑いが飛び交っています。
 個人的に心がけているのは、挨拶をすることです。挨拶をすると自然と場が明るくなるので、社内の雰囲気も良くなります。他の課に暗い印象を与えないように、今後も意識して課内を明るくしたいですし、新たに加わっていただく方にもコミュニケーションを意識して皆さんと良い雰囲気をつくれる方と一緒に働くことができたら、と思っています。

※2019年10月取材